MENU
本サイトではアフィリエイト広告を利用しています。

副鼻腔炎&鼻中隔湾曲症手術日記 その1(異変発覚から入院決定まで)

  • URLをコピーしました!

2021年5月に副鼻腔炎と鼻中隔湾曲症の手術&入院を行いました。
同じ症状で手術を受ける人は結構いらっしゃるようで、その方々が手術や入院生活についてブログで発信されている内容を手術前や入院中によく読んでいたので、今度は僕が発信する側にまわろうと思います。

結構なボリュームになりそうですので、数回に分けてまとめていきます。

今回は「不調を感じ始めて耳鼻科を受診してから入院が決定するまで」です。

Table of Contents

2021年3月中旬 ~右鼻に起きた異変~

今から遡ること約3ヶ月前。2021年3月中旬のことです。

右鼻の通りが悪く、鼻詰まりのような症状が数日続きました。
ただ、もともと僕は鼻炎気味で、年中よくくしゃみが出たり鼻が詰まったりすることがあり、春頃になると特にその症状が強くなるため、今回も季節性のものだと思っていました。
そのため、点鼻薬を使えば解消するだろうくらいに軽く考えていたんですよね。

しかし、ドラッグストアで点鼻薬を買ってきて鼻に噴霧してみても、特に効果は感じられません。

数日間症状が続いていること、そして点鼻薬の効果が全くないことから、どうもいつもの症状とはわけが違うようだぞ、と思い始めます。
ちょうど別件で有休を取っていた日があったため、その日の昼にかかりつけの耳鼻科に行くことにしました。

そして、診察。
ファイバースコープを鼻の中に入れた先生が「あー、これは……」といったような声を出します。
先生曰く「鼻の奥にポリープができていて、物理的に鼻を塞いでいるのが原因」とのこと。
さらに「どこまで大きいポリープかを確認するためにCTスキャンを撮りましょう」とのこと。

普通の鼻詰まりではないだろうとは思っていたものの、ポリープというのは想像しておらず、さらにCTスキャンまで撮らないといけないとは全く頭になかったため、「これって結構おおごとなのでは……?」と思い始めます。

そして、撮影したCTスキャン画像を見ると、右頬の「本来は空洞になっていて黒く映っているべき場所」が「灰色」になっていました。これは結構衝撃的な写真でした。
先生曰く「ひとまず症状を改善させるだけであれば、見えているところのポリープを切るだけでいいし、その手術であればそれほど時間をかけずに行うことができる。根本から治療しようとすると、現在曲がっている鼻中隔をまっすぐに矯正する処置も同時に必要で、入院も必要となる」とのこと。

確かにCTスキャン画像をよく見ると、僕の鼻の骨は右側に大きく曲がっていて、右鼻の奥への入り口がかなり狭くなっている状態でした。そのため、奥まで治療しようとすると、まずはその箇所を矯正しないと手術用の器具を鼻の中に通すことができないということでした。

その日はひとまず薬でポリープを小さくできるか様子を見ようということで2週間分の薬を処方され、薬が切れる頃に再度診ましょうという話になりました。
まさかそんなおおごとだとは思いもしなかったため、先生と一緒にCTスキャン画像を見ているとき、自分の心に軽く動揺が走ったことを覚えています。

家に帰ってからは「鼻中隔湾曲症 手術 入院」といったキーワードでWeb検索をして、どのくらいの入院が必要な手術なのか、ということを調べたのですが、日帰りや一泊入院でいいと言っている医院や1週間程度の入院が必要と言っている医院など様々で、あまり参考になりませんでした。

実はくしゃみや鼻詰まりだけでなく「右鼻からだけ突然鼻血が出る」という症状がこれまでにもたまに出ることがあったのですが、右鼻にポリープができているということがわかって、これが原因だったのだと腑に落ちました。
鼻を塞ぐほどのポリープが最近になってできたとは考えにくく、恐らくはずっと前から存在していたものが日に日に大きくなって今日に至った、ということなのでしょう。
先のような症状が出た時点で「これは何かおかしい」と感じて診てもらっていれば、ポリープももう少し早く発見できたかもしれません。
結果論ではありますが、この後に待っていたしんどい生活を考えれば、「異変を感じたらすぐに診てもらう」ことが大事だったんだなと思いますね。

2021年3月下旬 ~症状改善せず、手術&入院を決断~

もらった薬を飲み続けましたが、症状は一向に改善せず、右鼻はずっと詰まった状態のままです。
ひとまず前回診察時の予定どおり、薬が切れるタイミングで再診に行きました。

薬の効果は全くなかったわけではなく、ポリープの前にできていた炎症が抑えられたおかげでポリープがよく見える状態になっているとのことでした。
そして、「次は1ヶ月ほど薬を飲んだ後、ポリープを切除する処置をしましょう」と先生が話します。

てっきり、「取り急ぎの対処としてポリープを取り除く」か「入院を伴う手術をして根本から治療する」か、どちらにするかを選択するものだと思っていたので、前者の方針で話が進んでいることに違和感を覚え、「根本から治療しなかった場合って、再発する可能性あるんですか?」と確認してみました。
すると、「そうだね~、2~3年後に再発する可能性はあるねとのこと。

たまたま運がいいというか、僕はタイミングよく転職前の有休消化を5月に予定していました。
そのため、5月であれば仕事を気にせず入院することが可能だと考えていたので、暫定対処でお茶を濁す(かつ、数年後に再発するかもしれない)くらいなら、この機に根本から治療しよう、とこのとき決意しました。

「5月であればまとまった休みが取れそうなので、根本から治療したい」という旨を伝えると、「あ、そういうことならそれがいいね。ただ、その場合の手術はここではできないから、対応できる病院の先生に紹介状を書きますよ」ということで、紹介できる病院を2つ提示されました。恐らく、入院が必要な手術は難しいだろうという前提で、話を進められていたようです。
提示された2つの病院のうち、ひとつの病院であれば家から自転車で行けるくらい近い病院だったので、そちらの先生への紹介状を書いてもらうことにしました。

話の流れで入院が必要となる日数を確認してみたところ、「まぁだいたい1週間くらいかな~」とのこと。
ネット上の手術&入院体験記でも最大1週間ほどだったため、最悪それくらいはかかるものなのかなと薄々思ってはいたものの、実はもう少し短く済むんじゃないかと少し期待していたところもあったため、これにはガックリ。

「手術日を早く押さえないと5月に手術できなくなる可能性もあるから、できる限り早くそこの病院に行って日程調整をした方がいいですよ」と先生に言われたため、その翌日にすぐ午前休をとって、紹介状を書いてもらった先生のいる病院に向かいました。

これまで通っていたのは、町医者という感じのこぢんまりとした耳鼻咽喉科医院だったのですが、紹介状を書いてもらった先生がいるのは最寄り駅の近くに建つ大きな総合病院でした。
外からは何回か目にしたことがありましたが、実際に院内に入るのは初めて。
数年前に新しく建て替えられたということもあってとても綺麗で、診療科ごとに区画が分けられ整備されています。
病院自体のお世話になったことがほとんどなく、まして総合病院を受診のために訪れることなんて記憶にある限りは初めてのため、やや緊張。

紹介状を持ってきた人のための専用受付で受付してもらい、診察室前で順番が来るのを待ちます。
待つこと約1時間。ようやく自分の順番となり、診察室に入ります。

恐らく40代くらいの男性の先生と、その脇に研修医と思しき若い女性が2人。
紹介状の内容は軽く目を通していたようで、「M先生(最初に受診した耳鼻科の先生)のところからの紹介ね~。鼻にポリープができている、と。じゃあ、診ましょうか」と言うと、ファイバースコープで鼻の中を確認されます。

先生は「あー、これはすごいね……」と言いながら、研修医らしき2人にも「ほら、これ、ここ見えるでしょ?」といった感じで何やら説明しています。
自分が症例のサンプルとして使われているんだなぁと思うと、何とも言えない気持ちになりましたね。

ファイバースコープでの鼻の中の状態確認(これが何度やられても慣れることはなく、気持ち悪いんですよね)を終えると、開口一番「これは手術して取るしかないですね! じゃあ手術日いつにしますか?」と言われました。
手術しないとどうしようもないのはわかっていたこととは言え、そうはっきり言われると「よっぽど悪いんだな」と少し動揺してしまいました。

そして、手術日の調整です。
僕の勝手な希望としては、5月上旬のゴールデンウィークごろに手術&入院できれば、中旬ごろから想定している退職前の有休消化期間をゆっくり過ごせるな、と考えていました。
しかし、提示された最速の手術日程は「5月中旬(退院は5月下旬)」でした。有休消化期間の多くを費やすことになってしまいます。もともと、有休消化期間だったら入院しやすいと考えていたものの、いざ実際にそうなると考えると抵抗感がありました。
とは言え、そのタイミングを逃すと次は入院期間が6月にかかってしまいます。6月からは新しい職場で働き始めることが決まっていたため、それはさすがに厳しい日程です。

ということで、めでたく(?)手術日と入院日が決定しました。
手術は全身麻酔で行われるらしく、全身麻酔をしても問題ない身体かどうかを調べる検査が必要ということと改めてより精度の高い患部CTスキャン撮影を行う必要があるということで、それらを3週間後に行う(検査日程を予約する)こととなりました。
最後に、「焼け石に水だろうけどね~」と言われながらも、一応これまでと同様の薬を処方してもらい、病院を出ました。

これが3月末の話です。
次回は「入院前検査から入院前PCR検査&入院案内まで」をまとめたいと思います。

※次回分はこちらです。

ではでは!

いいね! と思ったら、シェアをお願いします!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


Table of Contents