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ブログの方向性

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今年(2025年)から、このブログを「かつての『Y’s DIARY』」に回帰させる、つまりは私自身のとりとめのない雑記エントリを復活させる方向で考えている。
「かつての『Y’s DIARY』」というのは、FC2ブログ上で大学生の頃から約14年間書き続けていた以下のブログのことである。

名前こそどちらも同じ『Y’s DIARY』だが、内容はそれぞれまったく別物と言ってもいい。

かつては、自分が書きたいときに書きたいことを好きなように書いていた。そのせいで更新が長期間途絶えることもあれば、短期間に複数の記事を更新していたこともあった。その不規則性には、その時々の感情や思考がそのまま息づいており、『生』を感じさせるものがあった。
しかし、今のブログでは、自分が書きたいことではなく「誰かの役に立つ記事」を書くことに決めた。そして、それは端的に言ってしまえば、アクセス数の増加、ひいてはそれによる広告収入の獲得を目的としていた。
だから、誰の役に立つとも思えない自分の思いや日常を綴った記事は、ブログ上から姿を消してしまった。

その結果、どうなったか。

当初の目的どおり、広告収入という形でいくらかの成果を獲得できるようにはなった。
ただ、それと引き換えに、「私そのもの」がブログから失われてしまった気がしてならないのである。

振り返れば、以前のブログは無骨で、どこか野暮ったかったかもしれない。
しかし、それでも確かにそこには「私」がいた。

対して、今のブログはどうだろうか。
なるほど、確かに以前のブログと比べると、今のブログの方がWordPressを使って多少オシャレなUIになっている。また、ひとつひとつの記事自体は、どれも手を抜かずに魂を込めて書いたものだと自負しているし、自分で言うのも何だが、クオリティもそう悪くはないと思っている。
しかし、それらの記事はよそ行きの服を着せられ、人当たりのいいニコニコとした顔を見せてはいるけれども、だからこそどこか表面的で空虚なものに感じられてしまう。
「違う、そんなのはお前じゃない」と、まるで鏡の中の自分が私を嘲笑っているかのようだ。

ブログから失われたのは、単なる「日常の記録」ではなく、そこに息づいていた「私」という存在そのものだったのかもしれない。
そう考えると、誰の役に立つとも知れない雑感を記録することこそが、私のブログの原点であり、必要なことなのではないか――そんな思いがふと胸をよぎったのである。
誰のためでもなく、「私」のために。

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